WBC運営委員会が29日(日本時間30日)、ニューヨーク市内の大リーグ機構(MLB)で開かれ、WBCの特別ルールが固められた。第1回からの主な変更点は球数制限緩和のほか、延長12回を終えて決着がつかない場合、13回からタイブレークを採用することが決定。11回からだった北京五輪では任意の打順から攻撃を開始できたが、第2回WBCは前の回の最後の打者とその前の打者を一、二塁に置き、無死一、二塁から打順を変えずにプレーを開始する。ただし決勝戦に関しての採用は継続審議となった。

 また第1回大会で起こった誤審問題を踏まえ、本塁打性の打球の判定に限ってビデオ判定を導入する。日程を考慮し、準決勝で30球以上投げた投手は、決勝戦に登板できないルールも組み込まれた。試合前日に先発投手を発表する予告先発の実施、ベースコーチのヘルメット着用も決まった。第2ラウンドまでのコールドゲーム規定(5回15点差、7回10点差)などは第1回大会と変わらない。

 [2009年1月31日7時14分

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