オリックスのタフィー・ローズ外野手(40)が野球人生をかけて09年シーズンに挑む。神戸市の室内練習場で練習した3日、「今年、優勝できなかったらもう野球をやめるよ。野球はもういいね」と日本語で決意を語った。

 決して衰えからくる発言ではなく、真意は「自信」にほかならない。「若い(先発)投手が6人もいる。打線も去年は僕とカブレラだけだったけど、ラロッカもフェルナンデスもいる。01年の近鉄もそう(打線が強力)だったけど、それより投手がいいから」。この戦力で勝てなければ引退してやるよ-と自信を口にした格好だ。

 やる気もみなぎっている。2年で計45試合しか守っていないが「100試合守るのが目標」と明言。基本DHのローズが守れば、ラロッカが三塁、守備に不安がある三塁フェルナンデスをDHにまわすことができる。01年近鉄では全試合で守って優勝に導いているだけに本気だ。チーム最年長でリーダーの自覚も強い大砲は「絶対、優勝 ! 」と何度も気勢を上げた。【柏原誠】

 [2009年3月4日9時53分

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