ヤクルトが27日、「豚インフルエンザ」へ警戒を強めた。メキシコで発生、米国やニュージーランドにも拡大するなど、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と認定した同インフルエンザ。小林チーフトレーナーは「まだ日本では確認されていませんが、(選手たちへ)マスクは常時携帯させていますし、うがいや手洗いも励行していきます」と話した。

 ゴールデンウイークも始まり、海外渡航者などの影響から日本国内でも危険性がゼロとはいえない。豊橋、名古屋、広島と続く移動の際には人込みも避けられない状況。それでも、重症急性呼吸器症候群(SARS)や鳥インフルエンザが猛威を振るった際の注意事項が書かれた「張り紙」がクラブハウスにいまだに掲出されるなど、今後も予防を徹底していく構えだ。

 選手会長の石川雅規投手(29)は「毎日ちゃんとヤクルトを飲んでいるから、かからない自負はあります!」と、ちゃっかり?

 自社製品をPRすると、同トレーナーも笑顔で「免疫力が上がりますし(選手たちへは)勧めていきますよ」。豚インフルエンザ予防へ、早くも各方面から対策を施している。

 [2009年4月28日8時19分

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