<中日2-1ロッテ>◇5日◇ナゴヤドーム

 こちらもブラボー!中日主砲トニ・ブランコ内野手(28)が決勝の逆転2ランを放った。1点差の6回、ロッテ小野の外角スライダーに左手1本で右翼席へ運んだ。リーグトップタイとなる15号でチームを3連勝に導いた。

 「片手で打ったのによく入ってくれたよ!びっくりしているくらいだ。実はインコースを待っていたのにアウトコースにきた。腕を伸ばして1本で打ったのでフェンスを越えないと思った」。交流戦ではトップの7本目、打率も3割8分とパの投手に恐れられる存在となっている。「相手の映像を見たり、投手のリリースポイントを注意深く見るようにしている」。初球の打率が初球打率が7打数5安打の7割1分4厘と、積極性が功を奏している。この日、小野から放った1発も初球だった。

 「力が強い理由?

 まあ強いて言えば、よく食べること」。1人で焼き肉3人前は軽く平らげる大食漢は日本の食文化がお気に入り。底知れぬパワーを誇るブランコの「怪力伝説」はまだまだ続きそうだ。

 [2009年6月6日8時40分

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