<阪神2-4ヤクルト>◇3日◇甲子園

 阪神関本賢太郎内野手(31)が、代打で1軍復帰を果たした。右足内転筋を痛めて8月1日に登録抹消されていたが、33日ぶりに1軍に再登録されてベンチスタート。2点を追う6回2死一塁で久保の代打として起用され、中飛に倒れた。

 関本は前日2日に日本生命との練習試合で実戦に復帰したばかり。本来はさらに試合を重ねて1軍に合流するはずだったが、桜井の負傷離脱による右打者不足というチーム事情もあって、すぐに昇格する形になった。試合前には「頑張ります、としかいえない」と責任感を口にしていた。

 約1カ月ぶりの公式戦は甘くなかった。関本は帰りの通路で「悔しいね」と振り返った。当面は代打で実戦感覚を取り戻していくことになる。クライマックスシリーズ進出をかけたサバイバル戦を勝ち抜くには、関本の復活が必要になる。

 [2009年9月4日11時29分

 紙面から]ソーシャルブックマーク