前阪神監督の岡田彰布氏(51=野球評論家)を新監督に迎えるオリックスのコーチ陣容が3日、固まった。投手コーチに現阪神2軍投手コーチでOBの星野伸之氏(43)が内定した。

 阪急、オリックスで97年まで11年連続2ケタ勝利を挙げ、生え抜きの左腕として活躍。現役時の99年オフに阪神に移籍して以来、10年ぶりの古巣復帰になる。チーフからブルペン担当に回る清川コーチと2人で、今年崩壊した投手陣の立て直しに着手する。

 打撃コーチのチーフ格には阪神で04年から3年間、岡田氏とコンビを組んだ正田耕三氏(47=韓国SKコーチ)が就任する。指導面だけでなく、指揮官にとっては気心の知れた心強い存在だ。留任する水口コーチとの2人体制で坂口、大引、岡田ら伸び盛りの若手の打撃向上を手助けする。

 また、主に故仰木彬監督の下で計10年間オリックスの打撃コーチを務めた新井宏昌氏(57)が復帰し、2軍監督に就任。「本職」の打撃指導でも大きく期待されている。新監督を支えるヘッドコーチ格には、これも黄金期にコーチ経験がある小林晋哉球団本部付部長(56)が現場復帰。その他は変わらない予定。

 [2009年10月4日11時39分

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