阪神のドラフト上位指名候補に、トヨタ自動車の荻野貴司外野手(23)が急浮上した。走攻守3拍子そろった社会人屈指の選手で、最大の武器は50メートル6秒を切るスピードと走塁センス。その快足で「赤星2世」とも呼ばれる。右打ちの即戦力外野手は補強ポイントで、奈良・郡山-関学大と関西育ち。他球団も上位候補に挙げている逸材だ。

 荻野は11日、岡崎市民球場での日本選手権東海地区代表決定戦(対三菱自動車岡崎)に3番右翼でフル出場し、2-1の勝利で代表権獲得に貢献。史上初の本大会3連覇への挑戦権を手にした。この日でドラフト前の公式戦に区切りがつき、「行けるんであれば挑戦してみたい」とプロ志望を明言した。間瀬監督も「本人の希望に沿うようにしたい」とプロ入りに支障はない。

 阪神はこの日も担当の北村スカウトら2人を派遣。同スカウトは「右打者なのに、一塁到達が(俊足の基準とされる)4秒を切る。こんな脚を持った選手はいない。インコースをさばける打撃もいい」と高い評価を与えた。

 [2009年10月12日12時15分

 紙面から]ソーシャルブックマーク