今季限りで退任する楽天野村克也監督(74)が全日程が終了した25日、球団から要請されている名誉監督就任について「断る理由はない。評論家をやっても解説者をやっても、何をやってもいいと、三木谷さんに言われたからね。オレから野球をとったら、何も残らないよ」と、あらためて受諾する意向を示した。

 この日は日本ハムとCSを戦った札幌から、チーム便とは別に1人で羽田空港へ飛び立った。最後の指揮となった24日のCS第4戦では両ナインから胴上げされ、一夜明けてユニホームを脱いだ心境を問われると、「だいぶ前に通告を受けているから、心の整理はできています」と淡々と話し、現場から退く現実を受け入れた様子だった。

 [2009年10月26日9時24分

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