<OBオールスターアスリートカップ:パ・リーグ7-2セ・リーグ>◇2日◇東京ドーム

 投打のかみ合ったパ・リーグがセ・リーグを下した。パは監督を務めた山田久志氏(61=日刊スポーツ評論家)が自ら先発投手を務め、村田兆治氏(60=同)らの投手リレーでセ・リーグ打線を封じた。MVPには4打数3安打2打点のカズ山本氏(52)が選ばれた。

 山田氏が監督兼選手として先発し、華麗なサブマリンを披露した。初球、102キロの速球を投げ込むと、2球目には86キロのカーブでコーチとしてベンチ入りした若松氏を三ゴロに打ち取った。「気持ちよかった。好きな場所ですから」とマウンドの感触を楽しんだ。若松氏は山田氏のスピードに驚いた様子で「1球目が速くて、2球目はカーブを読んだんだけど、曲がりが鋭くてやられちゃいました」と、対戦相手をたたえていた。

 [2010年1月3日8時55分

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