日本ハム小林繁投手コーチの急逝から一夜明けた18日、日本ハム稲葉篤紀外野手(37)ら選手たちが故人をしのびながら、熱意を受け継ぐ決意を示した。

 選手たちが各地で小林コーチの死を悼んだ。札幌市内で自主トレ中の稲葉は「一昨日(16日)会って『がんばって』と声をかけて頂いたばかりです。今年は1軍で一緒にやれるということで、小林さんの野球観など、話を聞くのが楽しみだったのですが…」と沈痛な面持ち。それでも「あまりしょげていても小林さんも喜ばないと思うので、野球人としてファイターズが優勝できるように頑張りたい」と前を向いた。また高橋も「直接指導されたことはなかったですが、いろんな逆境を乗り越えてきた方なので、精神論とか聞いてみたかったです。小林さんの分もやらなきゃという気持ちはある」と話した。

 一方、千葉・鎌ケ谷で自主トレをしている金子誠は「『北海道まで車を持っていくのはいくらくらいかかるんだ』なんて話をしていたばかりだったのに。これからというときですからね」と悲しんでいた。

 [2010年1月19日9時35分

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