【ギルバート(米アリゾナ州)19日=四竈衛】右肩手術から3季ぶりの復活を目指すソフトバンク斉藤和巳投手(32)が、今春のキャンプで初日から通常メニューで練習する考えを明かした。最近2年間は実戦登板がなかったものの、今回の自主トレでは既に約40メートルのキャッチボールを再開している。

 「完ぺき。キャンプに入ってすぐに、よーいドンで行けるように、すべてを仕上げていきます」。2月1日からの春季宮崎キャンプではA、Bどちらの組であっても、初日から他の選手と同じメニューで練習する考えを明かした。08年1月、右肩腱板(けんばん)手術を受け、マウンドから遠ざかって2年が経過。「確かに葛藤(かっとう)はある。ただ、それも試練。逃げずに乗り越えて行くしかない」。今後もブルペン入りする回数や具体的な復帰日を決めず、練習を続けていく。

 [2010年1月21日11時34分

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