阪神久保康友投手(29)が24日、未更改の今季契約について、最長2月下旬までの長期戦を覚悟していることを明かした。「2月1日より先か後かは気にしてない。契約しないことは絶対ないですからね。オープン戦までにできればいいと思ってます」。キャンプインまであと1週間だが、自費キャンプ回避にこだわりはない。むしろ2月27日のオープン戦開幕ゲーム(対オリックス、安芸)まで時間はあるとし、納得いくまで交渉する考えを示した。

 ロッテから移籍1年目は26試合の登板で9勝(8敗)をマーク。年間を通じてローテを守ったことなどを材料に、推定年俸6400万円からのアップを目指しているが、合意点は見いだせていない。だが代理人交渉だからこそ可能な長期戦。メリットは最大限生かし、妥協するつもりはない。

 「僕は(自分の練習の)時間が取られるのがイヤなので代理人に任せてますから。(おかげで)こんなに早く仕上げていいのかと思うぐらい体はできてます」

 22日に種子島での自主トレを打ち上げ、この日から甲子園でトレーニングを開始。代理人交渉ゆえに、心配される調整遅れもなく、すでにブルペン投球を行うなど体は仕上がったという。「いろんなことを学んだ」ロッテ時代の先輩で、横浜入りした清水とは「投げ合うのが楽しみ」と開幕カード登板にも色気たっぷり。未更改でも本人はデ~ンと構えている。

 [2010年1月25日11時7分

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