日本ハム中田翔内野手(20)が、生き残りをかけ、3試合に死力を尽くす。12日、休日を返上し、千葉・鎌ケ谷で約40分間、打撃練習を行った。オープン戦はあと3戦と、アピールの場はわずかしかない。「残り3戦、頑張らないと」。目指す開幕1軍へ、結果を追い求めていく。

 11日のイースタン教育リーグ・ロッテ戦では、本塁打を含む4打数2安打3打点の活躍。その夜、1軍での試合との打席に立ったときの違いを、ビデオでじっくり比較した。「2軍では打席に入る時、ゆったりして自分の間合いになっている。ただ1軍だと焦っていた」。結果を気にしすぎ、本来のリズムを見失っていたことに気付いた。「技術は積み重ねだけど、気持ちはコントロールできるから」。発見は試合で生かし、首脳陣の信頼を勝ち取りにいく。

 [2010年3月13日10時45分

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