ソフトバンクは15日、ヤクルト、巨人で2度の本塁打王に輝いたロベルト・ペタジーニ内野手(38=前韓国LG)の入団を発表した。単年契約で年俸は4000万円プラス出来高払い(推定)。背番号は16に決定した。早ければ来週中に来日する見通しだ。

 ペタジーニは99年にヤクルト入りし、01年には本塁打と打点の2冠でリーグ優勝に貢献し、MVP。03年から2年間は巨人に所属し、その後はレッドソックス、マリナーズでプレー。昨季は韓国リーグで115試合に出場して打率3割3分2厘、26本塁打、100打点と活躍し、昨季限りでLGを退団、現在は米フロリダで調整中だ。球団幹部は「足の速い選手か左の大砲かと考えて、左の大砲という判断になった」と説明。松中が右ひざの手術明けで本調子ではなく、チームは左の長打力不足が深刻だ。

 秋山監督は「まずはファームでどれだけやれるか。今の時点では野球をやれる体じゃないと思うし」と特別扱いしない方針だ。DH起用の松中や李 ボム 浩、さらには同じ一塁手の小久保とのポジション争いに加わることになる。ペタジーニの日本での6年間の通算成績は打率3割1分7厘、223本塁打、594打点。

 [2010年4月16日8時11分

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