29日に選手への暴行を理由に西武を解雇された大久保博元・前2軍打撃コーチ(43)が、球団に質問状を提出する意向であることが30日、分かった。報道各社に送ったファクスで「解雇の理由については納得できない部分がある」とつづっていたように、解雇を不当として説明を求める手続きを進めている。大久保前コーチは「すべて弁護士に任せている」と話しているという。大久保前コーチが法的措置の可能性を示唆していることに、小林信次球団社長(62)は「こちらからどうこう言うのはない。その時になったら考えます」と冷静に対応する考えを示した。

 30日からは、後任の田辺徳雄2軍打撃コーチ(44)を迎えた新体制でスタートを切った。田辺コーチは「やりやすかった」と感想を語った。大久保前コーチから暴行を受けた雄星投手(19)は「その件については何も話しません」と話すだけだった。

 [2010年7月31日8時34分

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