ソフトバンク松中信彦外野手(36)が、左手首の緊急手術に踏み切ることが19日、分かった。6月23日の日本ハム戦(北九州)で負傷し、8月に「三角繊維軟骨複合体(TFCC)損傷」と診断。TFCC損傷は手術での完治が一般的だが、これまで定期的に痛み止めの注射を打つなど痛みを押してプレーを続けてきた。日本シリーズまで強行出場を続ける予定だったが、この日の敗戦で全日程が終了。来季開幕を万全な状態で迎えるために手術に踏み切る決断を下した。

 今季は昨オフの左ひざ手術の影響で、春季キャンプではまともにバットを振れず出遅れた。絶対的な振り込み不足から、本来の打撃ができず2度の2軍調整も味わった。来季は春季キャンプから万全の状態でバットを振るために、1日でも早く手術に踏み切ることを決意。近日中に医療機関と相談した上で手術の日程を調整することになるが、早ければ今月下旬にも手術を行う見込みだ。

 [2010年10月20日12時14分

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