ロッテが24日、中日バッテリーに警戒心を強めた。5年ぶりの日本シリーズ(30日開幕・ナゴヤドーム)の相手が決まり、主将の西岡剛内野手(26)は「ソフトバンク同様、後ろがしっかりしている。1、2点の差になると思う」と気を引き締めた。両リーグトップのチーム防御率3・29を誇る投手陣が相手だが、女房役の配球にも注意を払う。「裏をかいたリードをする。谷繁さんの頭脳に負けないようにしたい。意識しすぎたら打てない」と続けた。

 ナゴヤドームでは06年6月8日以来1分けを挟み8連敗中。さらに今季、中日のホームでの勝率は7割4分6厘と驚異的だ。それでも西村監督は「そんなこと思ってたら負けですよ。そーいうことを考える場合じゃない。投打ともにしっかりした強いチーム。それだけです。どこと戦おうとウチは一緒です」と力を込めた。

 CSファイナルステージでは、シーズンで9勝15敗と負け越したソフトバンクの必勝継投を打ち砕き、劣勢データを覆した。「これから研究していきたい」と井口。レギュラーシーズン3位から勝ち上がった「ミラクルロッテ」の勢いと分析力で、オレ竜バッテリーの上を行く。【斎藤庸裕】

 [2010年10月25日8時45分

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