右ひじを手術してリハビリ中の広島東出輝裕内野手(30)が早ければ11月中旬にも打撃練習を開始する。この日、広島・廿日市市の大野練習場でゴロ捕球やウエートトレ、キャッチボールを軽快に行った。打撃練習については「まだ決めていません」と明言は避けたが、順調な回復ぶり。道原3軍野手コーチは「走塁と守備は問題ない。11月中旬から軽い打撃練習を開始できれば」と言う。松原3軍チーフトレーナーも「上腕、前腕、握力が負傷前に戻れば次の段階です。順調なら11月中旬ですね」と説明した。

 東出は8月21日横浜戦(マツダ)の試合前練習の打撃中、右ひじに異変を訴え、今季初めてスタメンを外れると翌22日に出場選手登録を抹消され、同26日に右ひじ遊離軟骨の除去手術を行った。今季はそれまで108試合出場で規定打席到達の打率2割6分7厘、1本塁打、40打点、10盗塁だった。不動のリードオフマンは慎重に完全復活を目指す。

 [2010年10月27日10時26分

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