日本ハム・ダルビッシュ有投手(24)が4日、離婚騒動について初めて反応した。週刊誌の紗栄子夫人(23)との不仲説などの報道に関し、自身の簡易投稿サイト・ツイッターで「何で俺だけ悪いみたいなってんねん。アホちゃう」と、女性問題などが原因とされた一部内容に強烈な不快感を示した。ただし、離婚するとの方向性の真偽については肯定も否定もしなかった。

 静観してきたダルビッシュが、沈黙を破った。複数の週刊誌などで離婚危機説が報道されたこの日の午前11時ごろに、開設しているツイッターで「何で俺だけ悪いみたいなってんねん。アホちゃう」と、痛烈なつぶやきを公開。自分自身の女性問題が、その一因とされたことについて、強い不満があったとみられる。

 これまで数々のプライベートな報道を受け流してきたが、今回は違った。フォロワー11万8000という注目度十分の自身サイトで反応した。その後は、穏やかかつ冷静なやりとりに終始。その根拠とする「内容」にだけ不快感を示しただけ。離婚危機という「事実関係」については完全否定をすることはなく、含みをもたせた。

 ダルビッシュと女優だった紗栄子夫人は約3年前の07年11月11日に婚姻届を提出。結婚生活をスタートさせた。2歳と0歳の2男をもうけ、周囲からみれば幸せな家庭生活を築いていた。周辺から不仲ではないかとの情報が浮上したのは、今季に入ってから。同夫人がタレント業を本格再開して宮崎を拠点とし、公私ともに活動したころからだった。

 そんな二重生活ですれ違いが生じ、2人の生活観と価値観が大きくずれていった、というのが周辺関係者の見方。ダルビッシュは内助の功タイプを理想とし、求めていた、との情報もある。否定しなかった離婚危機が事実だとすれば、ツイッターでの不快感十分の反論からも、その点が要因であることも推測できる。

 今季は夫人が球場観戦する機会が、以前より減少。登板した7月23日のオールスター第1戦(福岡ヤフードーム)には姿を見せていた。決定的な不仲になったとすれば、その後からとみられる。今オフには取りざたされていた、メジャー挑戦のポスティング移籍を選択しなかった。その理由の1つになったという可能性も否定できない。

 [2010年11月5日11時48分

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