阪神能見篤史投手(31)が決め球の精度アップを来季の課題に挙げた。自主トレのために訪れた甲子園クラブハウスで、来季の課題について問われ「今年は緩急を使えなかった。長いイニングを投げるのであれば、緩急が必要になってくる。(球種は)チェンジアップですね」と話した。

 今季はフォークボールに並ぶ決め球としてチェンジアップを多投。ここ一番で三振が取れる球として自信を持つ球種だったが、巻き返しを狙う来季はさらに精度アップが必要と感じ取った。「精度を高めたいが、使わないと精度は高まらない。だから(他の)球種を増やすことはないと思う」。新球マスターよりも、持ち球に磨きをかける方が白星量産への近道。シーズンオフもマウンド同様、頭の中は常に冷静のようだ。

 [2010年11月10日10時38分

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