楽天が、来季から秋季キャンプを行う構想があることが13日、分かった。球団創設から6年間は本拠地のKスタ宮城で秋季練習を行ってきた。だが球団関係者は、来季以降の秋季キャンプ実施について「検討する余地がある」と話した。候補地としては温暖で施設も充実する沖縄、岡山などが挙げられる。

 星野体制に一新し、現場からキャンプの重要性を説く声が多くあった。近日中に選手と個人面談を行う予定の田淵ヘッド兼打撃コーチは「キャンプがあったらじっくり話ができるが…。阪神時代、赤星に『フライを上げたら給料が上がらないよ』なんて話し込んでね」。同宿でミーティング、夜間練習などを行う中で一体感を生みたい意向もある。スタンドをファンに開放する現在のスタイルが好評のため、従来通りKスタで練習を行った後、キャンプを張る流れとなりそうだ。

 [2010年11月14日7時38分

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