阪神が楽天からFA宣言した藤井彰人捕手(34)と明日18日、大阪市内で第1回獲得交渉を行うことが16日、分かった。沼沢正二球団本部長(52)もしくは黒田正宏編成部長(62)が出馬。左ひざ手術で城島の来季開幕戦出場が絶望的となり、交渉解禁即日のアタックで誠意を示し、一気に虎の藤井誕生にこぎ着けたい構えだ。

 球団首脳は「うちに来てくれるように、全力を尽くしたい」とコメント。現時点で、藤井獲得に名乗りを上げている球団は見当たらない。一本釣りできる可能性もあるが、争奪戦に発展する可能性も踏まえ、3年総額2・5億円を用意している。一方、大阪市内でトレーニングを続けている藤井は、移籍先即決の可能性を問われ「まだ話もしていないので分かりませんよ」と答えた。ただ「今年は野球ができませんでしたから。イチかバチかで(FA宣言を)しましたから」と、出場機会を求める気持ちの強さを強調していた。

 [2010年11月17日7時39分

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