FA交渉が解禁された18日、ソフトバンクは都内ホテルで、小林至取締役(42)が西武からFA宣言した細川亨捕手(30)と1時間15分の交渉。「3つの口説き文句」で細川のハートをわしづかみした。

 ソフトバンクが「3つの口説き文句」で細川に猛アタックした。「谷繁選手のような存在になってもらいたい。ウチの中心選手として長く活躍してもらいたい」、「まだまだ細川くんの打撃は伸びる」という王球団会長のメッセージ、さらに次回交渉で秋山監督の同席プランがある3点をアピールした。小林取締役は「手応えがあります。来てくれるのでは、と思っています」と開口一番、口にした。4年契約で基本年俸総額5億円超。さらに試合出場などに重きを置いたインセンティブ契約も提示した。細川は今日19日に横浜と交渉するため、即日決着とはいかなかった。それでも、小林取締役は「長く谷繁のような存在になってくれるのでは」と自信たっぷりだった。

 [2010年11月19日7時48分

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