巨人を退団した李承■内野手(34)のオリックス入りが25日、決定的になった。前日24日に代理人とオリックス球団幹部が交渉。1年契約で、年俸は巨人での6億円から5億円以上も少ない推定8000万円プラス出来高払いの格安条件でまとまった。

 楽天など複数球団が興味を示していた「アジアの大砲」が選んだ新天地はオリックスだった。レギュラーだった05年からの3年間はいずれも30本塁打以上をマークしたが今季は出場56試合に終わり、来日7年目で最少の5本塁打。移籍先の選択肢の中で、同じ一塁、DH要員のカブレラが抜ける見通しのオリックスでのプレー環境は魅力的に映った。細川、松井稼にフラれてオフの補強が思うように進まないオリックスにとっては朗報となった。クリーンアップ候補を確保し来季の打線の骨格が見えてきた。※■は火へんに華

 [2010年11月26日9時6分

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