ヤクルトがインターネット総合サービス大手のサイバーエージェントへ球団売却を検討している、と4日に日刊スポーツが報道した記事(一部地域で掲載)について、ヤクルト本社および球団は同日、内容を全面否定した。

 鈴木正球団社長は「まったくの事実無根」と話し、4日午前、堀澄也オーナーと連絡を取り合ったことを明かした。その内容について「オーナーは『いまさら何を言ってるんだ。あるわけないじゃないか』と言っていた」と話した。

 記事では水面下での交渉相手として、サイバーエージェントを挙げた。この点について、新(あたらし)純生球団常務は「(同社と)付き合いもない」と接触を否定し、「こういう話(身売り)は、他も含めて一切ない」と同社以外の企業との交渉がないことも強調した。

 ヤクルト本社社長でもある堀オーナーは午後に報道陣に対応。記事内容を否定した上で、「来年もヤクルト球団として、本社も全面協力で頑張っていくつもりです」と、小川監督体制で臨む11年シーズンも、継続して球団経営することを明言した。

 [2010年12月5日8時23分

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