広島がドミニカ共和国で運営するカープアカデミーに、名前を偽って入団を目指す選手がいることが21日、分かった。練習生の自称ホルヘ・フェリックス投手(23)で、入校した今年4月はホルヘ・ゴンザレスと名乗り、19歳と申告。同国は出生証明があいまいな事情もあり、現地機関が身元調査したところ、年齢詐称と偽名が発覚。担当者も苦笑いで「今3度目の調査中。年齢をごまかしたかったようです」と話した。年齢制限を設けるアカデミーも多く、187センチ左腕は弟のミドルネームと年齢を使用していた。昨年も6歳さばを読んだハビエルが練習生として契約した。2年連続の珍事にも、松田オーナーは「比較的まとまっている投手」と期待する。

 [2010年12月22日7時46分

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