一二三、サラダ~!

 阪神ドラフト2位の一二三慎太投手(18=東海大相模)が「草食系」に変身したことを明かした。虎風荘で23日、スカイA「猛虎紳士録」(29日午後4時半から放送予定)の収録後に、取材に応じた。始まったばかりのプロ生活だが、すでに自覚は十分だった。

 「こっちに来てから野菜を食べようかな、と。脂を控えて野菜を多く摂ろうと思っている」

 血気盛んな高校時代はやはり肉食が中心。一般人同様に、プロ野球選手も栄養の偏りは体作りの上で良くない。心機一転、野菜と格闘することを決めた。

 迷わず行けよ

 行けばわかるさ-、とアントニオ猪木氏から直筆メッセージをもらっただけに、一二三は迷わなかった。選手寮の食事では、ボウルに入った野菜を好きなだけ取れる。「トマトは無理。でも、それ以外は…」。サラダを毎食3皿分食べることを自らに課した。単純計算で1日9皿だ。成果はすぐに表れた。88キロだった体重が2キロ減。若さの証しでもあるニキビも減ったという。

 「体が締まった。続けていきたい」

 野菜モリモリの立派な草食系に生まれ変わり、動きにもキレが出そうだ。24日から新人合同自主トレが再開する。次クールからブルペンで投球練習を行う可能性がある。キャンプでは安芸スタートとなった2年目秋山から学ぶチャンスができた。「1軍で必要な精神面、技術面を聞いてみたい」。期待のルーキーが1軍への道を迷わず歩く。

 [2011年1月24日10時58分

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