阪神久保康友投手(30)が、自費キャンプやむなしの姿勢を示した。契約未更改の久保は25日、甲子園でトレーニングした。2月1日のキャンプ初日は1週間後だが、期限を設けない構えを見せた。
久保
代理人に任せている。ぼくは何でもいいです。(自費キャンプも)構わないですね。自分で言うことはないです。
昨季14勝でチームの勝ち頭。202回 1/3 を投げるエース級の働きだった。球団と代理人が交渉を行っているが、金銭面を含めて合意していない。交渉役の沼沢正二球団本部長も納得いく交渉を求めた。
沼沢本部長
お互いに早くという気持ちは当然あるでしょうけど(2月1日に)こだわりません。本人と交渉する考えもないです。
沼沢球団本部長は今月末に沖縄に入る予定。その時点で合意していなければ、久保の代理人と沖縄で交渉を継続することになる。
進展した部分もある。久保はキャンプで早出する選手のために移動手段を確保する要望を球団に出した。球団側はこれを了承する方向で、大型タクシーなどを準備する構え。環境改善の要望は双方の歩み寄りが見られるが、契約の条件面で合意には至っていない。
久保は前日24日に鹿児島・種子島自主トレを打ち上げたばかり。古巣ロッテからFA加入する小林宏については「情報がないので、会ってからですね。僕は見守るだけ」と冷静だった。阪神で自費キャンプに突入すれば、08年の久保田以来3年ぶりとなる。
[2011年1月26日11時26分
紙面から]ソーシャルブックマーク