<阪神0-2ソフトバンク>◇4日◇甲子園

 阪神が今季7度目の完封負け。ここ4試合で3度目の無得点という貧打に泣き、借金は再びワースト9に戻った。最大のチャンスだった0-0の7回2死、代打関本が敬遠され満塁。だが、真弓監督は準備していた新井良を代打に告げず、能見を打席に送るも空振り三振に終わった。

 真弓明信監督(57)は「何とか投げ勝って欲しかった。(球数も)だいぶ少なかったのでね。(続投は)あれだけいい投げ合いをしているのでね」と説明した。だが、能見が9回に3本の長短打で2失点。「何もないよ。(7回は)そんなに簡単に打てるわけじゃないから」と左腕は悔しさをにじませた。ただ、むしろ責められるのは援護できなかった打線。真弓監督は「何とか取らなあかん」。腹をくくった采配の結果は裏目。交流戦初の連勝が遠い。