8000人の自然エネルギーで、日本一への勢いを加速ダ!

 ソフトバンク孫正義オーナー(53)が、28日の楽天戦(東京ドーム)を視察することが21日、分かった。当日はソフトバンクグループ社員約8000人が、応援団として送り込まれる予定。オーナー自らのナインへの激励と、社員の大声援で8年ぶりの日本一を目指すチームを後押しする。

 孫オーナーは東日本大震災で100億円寄付の方針を示し、福島第1原発の事故を受け4月には自然エネルギー財団を設置すると発表した。現在も多忙なスケジュールだが、その合間を縫っての視察は今季にかける並々ならぬ思いの表れだ。

 04年オフに球界に参入し「世界一」の目標を掲げた。だがチームは過去6シーズン日本一すら果たせてない。今季は交流戦をぶっちぎり優勝。過去2度交流戦で優勝したシーズンは、その後のリーグ戦でともに失速した。三度目の正直で日本一をつかむため、リーグ戦再開2カード目にオーナー自らナインを激励する。

 昨季は7月に東京ドームでの日本ハム戦を視察した。グループ社員らも、2日間で計2万人が応援にかけつけた。初戦に貴賓室で試合を見ていた同オーナーが試合中に突然スタンドに現れると、あっという間に人だかりができ観客席はお祭り騒ぎとなった。その勢いに乗ったチームは16安打12得点と快勝。今回はともに東京に本社を置くIT企業対決だが、孫オーナーと8000人の応援団がチームに日本一のエネルギーを送る。