阪神城島健司捕手(35)が今日16日にも、右肘、左膝両方の手術を決断する可能性が出てきた。両患部の再診断のために渡米し12日に帰国。世界的な名医から選択肢の1つとして手術を提示された。球団にかん口令が敷かれたことから、患部の状態は決して軽くはないとみられている。

 城島は今日16日にも鳴尾浜に姿を見せて、自らの口で今後の治療方針を説明する見通しとなっている。7月31日には手術の可能性を問われ「そうなったら野球人生に関わる」と話しており、現状をしっかりと認識している。仮に右肘、左膝の手術を決断した場合、今季中の復帰は絶望的になる。

 右肘は、内側側副靱帯(じんたい)損傷で6月10日の出場選手登録抹消から約2カ月間にわたってノースロー状態になっている。左膝は、膝裏につける補助パッドなしで十分に曲げることができない。7日に右肘と左膝のセカンドオピニオンを求めて渡米。右肘はロサンゼルスの権威ヨーカム医師、左膝はコロラドのステッドマン医師に再診断を求めた。両医師から選択肢の1つとして手術も提示されていた。