広島は15日、菊地原毅投手(36)が14日に広島市内の広島大学病院で左アキレス腱(けん)断裂縫合手術を受けたことを発表した。練習復帰は6カ月後の見込みで、年齢面を考えると選手生命に関わる故障となった。

 13日のヤクルト戦の7回に2番手で登板し、川端を一ゴロに打ち取った際に左足を負傷し降板していた。現在は入院しており、退院後リハビリに入る。

 菊地原は今季オリックスから広島に復帰。左の中継ぎとして期待されていたが、キャンプ前の自主トレ中に左足ふくらはぎを痛め、別メニュー調整。復帰後も同じ箇所を痛めるなど故障に苦しんできた。

 石井チーフトレーナーは「プレーできるまでに通常半年程度。退院後、復帰までのプランを決めてリハビリを進めることになります」と説明。大野投手チーフコーチは「中継ぎとして機能していたし、残念。なんとか早く治ればいいが」と心配顔だった。チームにとってもベテラン左腕にとっても、厳しい故障となった。