阪神秋山拓巳投手(20)が今日4日、ヤクルト戦(京セラドーム大阪)で13連戦の先陣を切る。負ければ自力CS消滅の可能性もある、崖っぷちの一戦だ。

 「全体的に力まないようにしたい。チームが勝たないといけない時期なので気持ちをしっかり持ちたい」

 地に足をつけ、力まずクレバーな投球を心がける。中5日での登板も大歓迎だ。もちろん結果を出さなければ、次のチャンスは与えられない。ローテーション通りなら、13連戦中に3度登板機会が巡ってくる。気合が入らないわけがない。

 リベンジに燃えている。今季初昇格初先発した前回9月28日の相手もヤクルト。バレンティンに逆転2ランを浴び、6回途中5失点でKOを食らった。抑えるイメージは膨らんでいる。

 「(相手打線が)同じだったら、前回とは別の攻め方もできる。マウンドで考えながら投げたい。クリーンアップに長打がある。そのイメージが強い。他のバッターもうまくバットに当ててくる」

 今季は目標に掲げていた開幕1軍を果たせず、先発陣に疲れが見え始めた終盤にきて、ようやくチャンスが巡ってきた。1軍マウンドに立つことに、猛烈に飢えている。3日は甲子園でキャッチボールやショートダッシュなどで調整。内野で入念にバント処理練習も行った。アッキャマンがフル回転でチームを救う。