西武が今季限りで阪神から戦力外通告を受けた桟原将司投手(29)の獲得に向けて調査を進めていることが4日、分かった。150キロ近い球速が魅力の右腕で、補強ポイントの中継ぎ要員として注目している。桟原は新日鉄広畑から03年ドラフト4巡目で阪神に入団。大阪桐蔭高では、西武中村の1学年先輩だった。通算成績は123試合に登板し、5勝2敗2セーブ、防御率3・56。プロ初登板以来116試合無敗という記録を打ち立て“負けない男”ともいわれた。10年オフに左膝の手術を受けた影響で今季は育成選手になり、7月に支配下登録されるも1軍登板はなかった。今後は24日の12球団合同トライアウトを受ける予定。西武は再生可能とみており、動向を注視していく。