今季1回目の12球団合同トライアウトが24日、ほっともっと神戸で行われた。阪神下柳、中日河原、西武G・G・佐藤ら59選手が参加。投手が打者4人にシート打撃で対戦し、格闘家に転身した元オリックス古木も安打を放った。オリックス加藤大輔投手(31)は2三振を奪い、楽天入りを確実にした。第2回は12月5日にQVCマリンで行われる。

 楽天はこの日、トライアウトを受験した加藤を獲得する方針を固めた。オリックスを戦力外となった加藤はシート打撃に登板し、直球が走り、打者4人に対し2奪三振。特長のナックルカーブも織り交ぜた。視察した楠城編成部長は「特に目についた。ナックルカーブも切れがあった。申し分ない」と高く評価した。横浜を戦力外となった稲田直人内野手(32)、ロッテを戦力外となった定岡卓摩内野手(25)の獲得も前向きに検討。ウイークポイントの補強を積極的に行う。