今季、海外移籍が可能なフリーエージェント(FA)権を取得した日本ハム田中賢介内野手(30)が、権利を行使せずに残留することが29日、分かった。6月18日の広島戦で左足距(きょ)骨を骨折。クライマックスシリーズで戦列復帰したが、登録日数は足りず、球団が「故障者特例措置」を適用して同権利を取得していた。だが、昨オフには3年契約を結んでいることもあり、FA宣言せずにチームに残る。FA行使の申請は今日30日が受け付け最終日となるが、日本ハムでは今シーズンに入る前からすでに取得していた木田、中嶋、金子誠、二岡、稲葉を含め、行使する選手はゼロとなる見込み。