チャイコフスキーで3割だ!

 広島丸佳浩外野手(22)が来季、本拠地での登場曲に、チャイコフスキーのクラシック音楽を用いることが11日、分かった。ウインズ広島のイベントに参加し「今年はベートーベン、ラフマニノフです。しっとり系になってしまった。もうちょっと華やかな感じで。打席に入るとき、もう少し(気持ちが)上がる曲の方がいい」と話した。

 丸がクラシック音楽にのめり込んだきっかけは漫画「のだめカンタービレ」だった。今季は開幕当初にベートーベンの交響曲7番を登場曲に選び、後半戦からはラフマニノフの第2番第3楽章。いずれも曲調がおとなしく、来季はアップテンポな曲へ変更するが、それでもクラシックから離れるつもりはなかった。

 今季はプロ入り初めて規定打席に達したが、打率2割4分1厘にとどまった。「打率にすごくこだわっている。3割がいかに難しいか分かった。打ち損じをいかに少なくするか」。壮大な音色も武器にして、レギュラー死守を目指す。