広島の苑田スカウト部長が16日、スカウト陣にカツを入れた。マツダスタジアム内でスカウト会議を行い、亜大・東浜巨投手(21=沖縄尚学)、明大・上本崇司内野手(21=広陵)ら288選手をリストアップ。補強ポイントは右のパワーヒッターだが、現時点では「野手の1位候補が見当たらない」と同部長。「逆に今年はスカウトにとって一番楽しい仕事になる。これという選手がいたら密着するくらいでいけばいいが、他球団のスカウトとは話をするなと言っている。情報交換するのは、自分の見る目に自信がない証拠だからね」。各担当スカウトの眼力で逸材発掘を狙う。