「下町のダルビッシュ」がダルビッシュの孫弟子になる!?

 ソフトバンク・ドラフト2位の吉本祥二投手(18=足立学園)が昨季6勝の岩崎翔投手(22)に「弟子入り」を志願した。

 キャンプでは1軍で活躍する選手と間近に接する機会もある。話を聞きたい選手として真っ先に岩崎の名前をあげた。「3年、4年と1年ごとに順調に上がっていると思うので、技術的な話よりそういうプランについて聞きたいです」。同タイプの右腕で高卒1年目で1軍のマウンドに立った先輩に教えを乞うつもりだ。

 岩崎は現在、宮崎でダルビッシュと自主トレ中だ。ダルビッシュに弟子入りし、その教えを伝授された先輩に弟子入りするとなれば、いわばダルビッシュの「孫弟子」。「下町のダルビッシュ」と呼ばれ、憧れの存在であるダルビッシュに少しだけ近づく。

 新人合同自主トレとキャンプでは体作りを課題に挙げた。現在体重は入寮前から1キロ増えて82キロ。「体を大きくして今年中には88キロになりたいです。1年目からしっかりやっていけるようにしたい」。先輩からの助言を受けて将来の球界のエースを目指す。【前田泰子】