楽天星野仙一監督(64)が20日、地獄の春キャンプを予告した。初めて倉敷で行った昨秋キャンプでは、朝7時からのアーリーワークに始まり野手は1日2000スイングが最低ノルマだった。だが「秋は俺に言わせれば、まだ半分だ。中日や阪神では若手や中堅に吐く選手が結構いたぞ」と、2月前半の沖縄・久米島キャンプを前に不気味な笑み。「打撃中心になる」と課題の得点力アップへ、ますます振り込ませる。

 日程からして厳しさを予感させる。2週間で休日は1日しか設定されない。さらに「いきなりというわけにも」との理由から、昨秋キャンプでは本格導入を見送ったロングティーも行う。振る力が必要で敬遠する選手は多いが、監督は「メニューはデーブ(大久保打撃コーチ)が考えるけど、ロングティーで球を強く打つことが大切なんだ」と説いた。