米大リーグ、レンジャーズ入りが決まったダルビッシュ有投手(25)が、豪快にケジメをつけて日本球界に別れを告げることになった。日本ハムは21日、24日に本拠地の札幌ドームを一般公開して退団会見を行うことを発表した。ダルビッシュ本人の希望で実現するもので、大社オーナーも同席。スタンドを無料開放して、プロ入りから7年間、熱烈な声援を送ってきたファンへ感謝の思い、メジャーでの成功を誓う。

 一昨年は斎藤が同様のスタイルで入団会見を開いたが、チームを去るというマイナスイメージがある退団会見に限れば06年に引退を表明した新庄剛志氏以来、6年ぶり。札幌ドーム関係者は「これだけ貢献してきた選手ですからね」と本人と球団の意向を尊重。現在はオフ期間でマウンドは収納されているが、今回のために通常通りに設置し直すことも急きょ決定した。

 平日の午後3時開場で、同4時にスタート。駐車料金は有料だが、三塁側内野席を無料開放し、約1万人の来場を想定している。会場使用料などの費用は球団側が負担して花道を演出する。愛着あるマウンド付近にステージを設置し、この日の現地での会見で、多くを語らなかった決断までの心の葛藤などを明かす可能性もある。