ドッキリ大作戦!?

 ソフトバンク細川亨捕手(32)が29日、キャンプ中にB組(2軍)のブルペンに潜り込んで、球を受ける計画を立てた。「全員の投手の球を受けたいんですよ。2軍も含めて。新人ももちろん。昨年もやりたかったけど、できなかった。今年はやりたい」と真剣だ。

 正捕手としてキャンプ中に投手全員の特徴を把握したい。そこでA組(1軍)だけでなく、B組のブルペン捕手も務めるつもり。首脳陣に根回ししてA組からB組のブルペンへ、こっそり移動。特に新人のドラフト1位武田翔太(18=宮崎日大)には興味津々で「どんな球を投げるのか。いきなりオレが2軍のブルペンでミットを構えていたら、びっくりしますかね」と笑った。

 和田、杉内、ホールトンが退団。次世代のエースを育てることも仕事のうちだ。西武時代は松坂のメジャー移籍後に涌井、岸に厳しい言葉を浴びせ続け、エースへ導いた実績がある。山田、岩崎だけでなく、新人の武田、嘉弥真らにも気付いたことがあれば、遠慮なく指摘していく。

 「小さくまとまれば、怒りますよ。打たれて学ぶこともある。直球を投げるのが怖くなったら、投手は終わり。30代前半までは強気な姿勢を貫くべき」と力説した。1軍だけでなく2軍にも目を向けるタカの恋女房。こっそり2軍に交じって、若手投手をビシビシ鍛え上げる。【奈島宏樹】