野手キャプテン鳥谷が剛腕で見せた。阪神鳥谷敬内野手(30)が3日、ブルペンで野手最速となる134キロをたたき出した。午前中は投手と野手が練習を入れ替え、金本や城島、新井をのぞく野手がブルペン入り。投内連係などのメニューを終えた後、自慢の?

 剛腕を競い合った。計測の結果、大和131キロ、伊藤隼128キロを抑えてトップの球速をはじき出し、照れ笑いだ。

 「1人だけ思いきり投げただけでしょ。調子に乗って(肩を)壊さないようにしないと」

 大きく振りかぶって、捕手を座らせて7球。甲子園出場も果たした聖望学園時代には、最速140キロ超の直球を武器にリリーフエースとして鳴らした。山口投手コーチは「そりゃ、聖望学園のエースやもん」と冗談交じりにうなった。さらに大和がブルペン入りすると、捕手役に名乗り。「良いコース!」と大声でもり立てた。フリー打撃でも快音を連発。野手キャプテンが元気だ。【佐井陽介】