DeNAが、今日14日に沖縄・宜野湾のキャンプ地で開く1回目のスカウト会議で、今秋のドラフト候補として東海大・菅野智之投手(22=東海大相模)をリストアップすることが13日、分かった。球団幹部は「もちろん1位候補として評価しています。力は十分に分かっているから1年間、追っかけます」と話した。

 菅野サイドは、ドラフトで交渉権を獲得した日本ハムに断りを入れ、浪人して巨人の指名を待つ構えを見せている。だが、最速157キロ右腕を他球団が放っておくはずがなく、阪神、オリックスなどがリストアップしている。日本ハムの交渉権は3月末日まで残る。DeNA幹部は「巨人と相思相愛かもしれないが」と言いつつ、巨人を注視しながら獲得を目指す。

 先発投手を補強したいDeNAにとって即戦力投手の補強は最重要課題。地元神奈川の東海大相模出身の菅野は、のどから手が出るほど欲しい逸材だ。過去に日本ハムで強気な指名を成功させた元巨人の高田GMが編成面での全権を握り、元巨人の中畑監督が指揮を執るDeNA。ドラフト当日、ドラマが起こっても不思議ではない。