日本ハムのドラフト7位ルーキー大嶋匠捕手(22=早大ソフトボール部)が25日、腰の張りを訴えて楽天とのオープン戦(名護)を欠場した。疲労によるもので、23日から違和感を感じていたことを明かした。「一番痛かったときに比べればマシです。全然大丈夫です」と回復をアピールしたが、オープン戦初戦が痛いスタートとなった。

 試合前練習でフリー打撃をこなし、「それなりにできた」と話していた大嶋だが、首脳陣からストップがかかった。栗山監督は「バッティング中も大丈夫かなと見ていた。トレーナーにちゃんとケアしてあげてとお願いした」。守備練習などを回避し、腰に負担のかからない体幹トレーニングのみで練習を終えた。試合が始まると、すぐに宿舎へ引き揚げた。

 20日に1軍昇格するまでは、2軍キャンプ地の沖縄・国頭から名護まで、往復約40分のタクシー移動を続けた。初キャンプでの心身の疲労も重なった。福島チーフトレーナーは「全く動けないわけではない。様子を見ていきたい」と見通しを話した。今日26日のDeNAとのオープン戦(宜野湾)も無理をさせない方針。栗山監督は「腰が悪い状態でバスで連れて行っていいのか。相談します」と、宜野湾への約1時間の移動を避け、名護に残留させる可能性も示唆した。体調優先。万全にして1軍生き残りへ再び走りだす。【木下大輔】