右ふくらはぎ痛で2軍調整している日本ハム二岡智宏内野手(35)が、16日のDeNAとのオープン戦(横浜)で1軍に再合流する見通しとなった。関西圏などへの遠征が続くチームと離れ、8日から鎌ケ谷で調整していた。今日13日の教育リーグ楽天戦(鎌ケ谷)か明日14日の同ロッテ戦(浦和)で、今年初の対外試合に出場する。体調面などに問題がなければ、16日からの1軍の関東遠征に合わせて合流する。

 今季の二岡は、1軍に同行していた沖縄・名護キャンプから別メニュー調整を続けてきた。この日の練習でもアップ時は参加せず、室内練習場で体を温めてからグラウンドへ移動した。キャッチボールとフリー打撃では、不安を抱えてきた右ふくらはぎを気にする様子もなくメニューを消化。五十嵐2軍監督は「本人次第」と話したが、患部は実戦で状態を確認できるレベルまで回復してきた。

 7日のロッテとのオープン戦(札幌ドーム)後に1軍を離れたのは、スケジュール通り。8日から大阪、岡山、名古屋などへの遠征が続くことが考慮され、鎌ケ谷での調整となった。福良ヘッドコーチはキャンプ中から「本人が走れると思った段階で1軍に上げるよ」と、コンディションさえ整えばいつでも呼び戻す方針を明言していた。

 焦らず調整し、開幕へ合わせてきた。本人は「別に今日は何もありませんよ。(1軍に)上がってからです」と慎重だったが、ようやく巡ってきた初実戦で、復活ののろしを上げる準備は整った。【木下大輔】