京セラドーム大阪から日本ハム中田翔内野手(23)へ、ささやかなプレゼント!?

 中田がオールスター第1戦で放った“珍二塁打”の記念ボールは、現在も同ドームの天井に挟まったまま。8月上旬予定の施設点検に合わせて関係者らの手によって取り除かれた後、打った本人の元に戻ってくることになりそうだ。

 20日の球宴第1戦。第1打席で中田がとらえた打球は高々と舞い上がり、ドーム天井のスーパーリング内へ。ボールが落ちてくることはなく、球場の特別ルールで認定二塁打となった。同ドームでは過去にも97年に巨人清原、01年近鉄中村紀(現DeNA)、06年日本ハム小笠原(現巨人)らがリング直撃の打球を放っているが、ボールが引っかかる珍現象を引き起こしたのは清原氏以来という。球場関係者は「何かの拍子に落ちてくると危ないので、取りに行く予定です。中田選手が欲しがっているのでしたら、ドームからプレゼントということも考えています」と話した。

 2度目の晴れ舞台で規格外のパワーを証明した中田は24日、球宴第3戦が行われた岩手から航空機で福岡入りした。今日25日からは、後半戦がスタート。ここまで2勝9敗1分けと、大きく負け越しているソフトバンクが相手となる。若き4番は「いい意味でリフレッシュできた。勝てていないとか余計なことは考えず、目の前のことだけ一生懸命やりたい」と勝負師の目で後半戦の活躍を誓った。【中島宙恵】