中日英智外野手(36)が2日、今季限りでの引退を決意し、名古屋市内で会見した。「星野監督の時に入団させていただいて、山田監督に鍛えられて、落合監督に見いだしていただき、高木監督で幕を閉じる。すばらしいシナリオで今日に至りました」と、あいさつ。中日一筋14年のプロ生活を振り返り「子どもの頃からファン。まるで子どもがヒーローになって敵と戦っている夢のような毎日でした」と、笑顔で続けた。

 名城大から98年ドラフト4位で入団。04年にはゴールデングラブ賞も受賞。守備、走塁のスペシャリストとして活躍した。9月27日に球団側から来季構想から外れていることを伝えられ、同時にコーチ就任の要請を受けた。佐藤球団代表は「彼には野球とドラゴンズに対する情熱がある」と説明。ポジションは未定だが、来季は指導者としてスペシャリスト育成に励む。