阪神が、獲得が決定的になっている西岡剛内野手(28=ツインズFA)に対し、二塁のポジションを確約する可能性が出てきた。日本シリーズ終了後の11月初旬に初交渉に臨むことが決定。一発回答をもらうため、球団は条件面などを最終調整している。交渉に出る中村GMは14日「条件提示をしないといけないから、そのあたりの準備はしている」と見通しを話した。

 海外FA権を取得した鳥谷を慰留しているため、西岡に遊撃は確約できないが、二塁ならば可能だ。二塁は今季途中から、若手の上本にチャンスを与えてきたが、和田監督はオーナー報告で「若手も経験を積んだが、まだレギュラーをとったレベルではない」。西岡がはまれば課題のセンターライン強化にもつながる。中村GMは「いずれにしても、1回目で即(契約)ということはないんじゃないかな」と慎重な姿勢を崩さず、盤石の条件で西岡のハートをつかむ考えだ。