グレート・ティーチャー・マッチ、母校に帰る!

 ソフトバンク松田宣浩内野手(29)が出身の滋賀・草津市立老上(おいかみ)小学校で先生として特別授業をすることが9日、分かった。12月7日に“教鞭”をとる。

 松田は「母校で先生をするんですよ。楽しみですね。野球の話だけでなく、子供のころの話とかをすると思います」と待ち切れない様子だ。特別授業は同市が3年前から実施。各小学校に武豊騎手、なでしこジャパンの望月聡コーチら滋賀出身の著名人を招くもの。今回、松田にもオファーがあり快諾した。

 五十嵐信博校長(56)は、松田が小学生時代に双子の兄教明(のりあき)さんの担任だった。「ノブ(松田)は隣のクラスでした。ノブの方がやんちゃ。プロ向きな性格でしたね」と卒業以来17年ぶりの再会を楽しみにしている。

 近畿圏の滋賀・草津は阪神ファンが中心。松田は「ぼくらの時も阪神ファンばっかり。あとは巨人ファン」と話し、現在も傾向は変わっていない。「ホークスファンをもちろん増やしたいですね」。全校生徒は950人。今回、体育館で授業をする高学年400人には熱いトークでハートをわしづかみにする。参加できない低学年の子たちは体育館までの両サイドで花道をつくる。その際に大きくて頑丈な体を間近に見せて、印象づける。学校側も事前にポスターなどで紹介しバックアップは万全だ。

 松田先生はソフトバンクファン開拓にも一役買って出る。【石橋隆雄】